
2018年放送の朝の連続テレビ小説『まんぷく』。主人公福子の夫である萬平の実在モデルである安藤百福さんについてちょっと詳しくまとめてみました!
まんぷくのあらすじは?
主人公福子の夫である萬平が、
波乱万丈な人生の中で、
今や私たちの生活に欠かせないもの
となった
「インスタントラーメン」
を生みすと言う
夫婦の半生をモデルに描いた話です。
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モデルの安藤百福について
明治43年(1910年)3月5日
日本統治時代の台湾の台南県東石郡朴子街
に生まれた安藤百福!
百福と書いて『ももふく』さん
とおっしゃるそうです!
今ではとても珍しいお名前ですね!
時代を感じます。
幼いうちに両親を亡くし、
呉服屋を営む祖父母の元で
厳しく育てられた百福さん。
14歳で高等小学校を卒業すると、
すぐに祖父の仕事を手伝い、
商売のイロハを学んだそうです。
百福が初めに事業を起こしたのは、
昭和7年(1932)22歳の時。
「誰もやっていない新しいこと
をやりたい」と、
繊維業界の動きを調べるうちに、
大発展する可能性のあった
メリヤスに注目し、
北市永楽町に父の遺産で
資本金19万円の
「東洋莫大小(メリヤス)」
という会社を設立!!
この事業は大当たりし
翌年には大阪に進出して
います。
事業が軌道に乗ると、
立命館大学専門学部経済科(夜学)
に入学しさらに勉学を
磨いていきます。
しかし順調なのはそこまでで、
第二次世界大戦で
繊維の貿易業務は継続できなくなり
ました。
その後百福は
次々といろいろな事業を
手掛けては失敗や挫折を繰り返す
のことに・・・
そんな中、
戦後に後の日清食品となる
中交総社(サンシー殖産)も設立
していますが、
こちらも最初は脱税容疑で
製塩所や自宅は立ち退き処分、
百福自身は東京拘置所に収監
されてしまいます。
この処分を不当とした百福は、
取り消しを求めて逆に税務当局を提訴し、
2年に及び、和解となりました。
この頃には
やり手の事業家、資産家
として名が通っていたので、
釈放後の昭和26年(1951)11月に、
大阪で新設された信用組合の理事長
に就任しています!
やっと順調になっていくのかと
思われた百福さんの人生ですが、
なんとこれが破綻、
百福は理事長として責任をとり、
大阪池田の自宅を残して
すべての財産を失ってしまうのです。
本当に波乱万丈な人生です・・・
日清誕生秘話とは
本当に無一文になってしまった百福は、
そこで諦めるのかと思いきや
戦後の大阪の闇市でラーメン屋台に
行列を作る人々を思い出し、
お湯があれば家庭ですぐに食べられる
ラーメンを作ろうと思いつき、
家庭に冷蔵庫もまだ普及していない時代で、
常備できる保存性のあるラーメン
を作りに挑戦します!
資金のない中、
自宅の裏庭に小屋を作り開発の
研究を始めます。
試行錯誤の苦悩が続く中、
妻の仁子さんが
台所でてんぷらを揚げている姿を見て、
麺を高温の油で揚げて水分を抜き、
乾燥状態にすることで、
保存できる
瞬間油熱乾燥法を思いつきます!
こうして『チキンラーメン』が誕生し、
世間では「魔法のラーメン」
と呼ばれる様になり、
うどんが一杯6円の時代に
35円と高く初めは売れなかったが
大ヒット商品となりました!!
そしてチキンラーメン発売から
4ヵ月後の昭和33年12月20日、
商号を現在皆さんがよく知っている
「日清食品」と改めます。
百福さんの開発はここで終わらず、
海外進出を図るため、
欧米を視察し、
コップにチキンラーメンを
細かく砕いて入れフォークで食べている姿
にヒントを得て、
現在の「カップヌードル」のが誕生
し、世界的ブームに!
2005年7月カップヌードルは
ついに宇宙に進出しました!!
しかも91歳で百福さん自ら
陣頭指揮を取り
宇宙食の開発に取り組み
95歳でそれを実現させそうです!
凄い!凄すぎます!!
2007年1月5日、
急性心筋梗塞のため百福さんは
帰らぬ人となりました。
どんなことがあっても、
いくつになっても諦めない
その姿勢を是非見習いたいですね!
時代にうねりに翻弄されながらも
独自の先見眼と生まれ持った商売性、
自分の情熱に自信を持ち
執念と何よりも努力を惜しまなかった
百福さんの生き方は、
日本の偉人の一人として
今後も語り継がれるでしょうね!